「夏が来たら二人、向日葵を見ようね」
君と最後に交わした 小さな“嘘(物語)”
僕の“言葉(声)”に 君は“苦笑し(笑っ)”た
その約束が果たせないと
君は無意識に全て悟っていたのか
桜咲く舞い落ちる
まるで砂時計の様(よ)に
“躑躅(初恋)”に添う“紫陽花(紫)”
無情にも時は迫る
君が言う「あと少し」
「あと少しで終わるから
そしたら“嘘(約束)”は忘れてね」
(間)
梅雨入りの少し前
携帯に呼びだされた
目の前に広がる白
憧れだけ瞳に込めて
君は言う「あと少し」
「梅雨明けまで生きれたら
“物語(約束)”きっと果たせるよね」
君は覚えてないだろう、昔の約束
「大きくなったら二人、向日葵を見に行こう」
君の“言葉(声)”に 僕は膨れた
「それじゃ君が霞んでしまう」
そんな僕を笑った事も君は忘れたの…?
梅雨明けの少し前
思い出だけ携えて
飾るのは提灯百合
祈りだけを瞳に込めて
君に言う「あと少し」
「梅雨明けまで生きれたら
“物語(約束)”きっと果たせるから」
(間)
いつかまた見に行こう
今度こそ君と二人
果たせない“物語(約束)”は
“来世(この次)”へと持ち越すよ
君に言う「お疲れ」と
「今はもう休んでくれ」
君に“向日葵(此の花)”添えながら
沙月(応募用)
くろさんの「沙月」(http://piapro.jp/content/xlwojikmbypgz2hl)を聞いて書かせて戴きました。
どうしても物語が暗めになってしまうのは最早カナタクオリティ…(泣)
“○○(▼▼)”は()の方が読みで。
“”の方は一応こういう意味で、って事で。
因みに瞳の読みは今回“め”で統一させてもらっています。
ご了承ください。
…昔書いた物語の主人公と同じ名前だったのでその色が強く出てしまっている気もしますが…
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