あの日眺めた水平線のパノラマ
セピアの砂浜に色を重ねて
白い波掬って
澄んだ青空に翳して
零れていくこの波音は聞こえますか?

打ち寄せる渚であなたと手を重ねた
さざ波が撫でる度に感情が攫われていく
二人の足跡は流されて消えるから
この指が解けないように握り締めてた

茜色の海で今もあなたを待ち続けてるの
交わした約束はもう掠れて読めないけど
また見つめ合ったら変わらずに笑ってくれるのでしょう?
夕陽がカクテルグラスに落ちて行く



白い砂浜切り取ったパラソル
御空色の影が傾いていく
波間に光る星にちっぽけな願いを乗せて
海鳥の囀る声が聞こえますか?

並べたカクテルの瑠璃色に溶かされた
最果てを泳いで行く舟の行き先を知らないの
吹き抜けていく風が夕闇へ誘うから
消えていく陽炎を追いかけたのに

遠い海のどこかでゆっくりと朽ち果てていく
記憶の中であなたはあの日のまま
「もし謝れたなら」そんな後悔に流されて
群青の静寂に溺れてる

いつかこの花火を二人で眺めるのを夢見てた
あの時に願った星は今は見えないけど
遠ざかるあなたはこの満月より輝くのでしょう
「行かないで」と呟いた泡が浮かんで行く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

ルイナスカレント

東北ずん子オリジナル曲
「ルイナスカレント」の歌詞です。

閲覧数:130

投稿日:2021/10/15 22:27:04

文字数:503文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました