気づかないでいられたなら
どんなにか楽だったろう
気づかないふりをしていたら
なくすこともなかったのかな
吐き出してはいけない言葉が
身体の奥 溜まってゆく
もう駄目だよ あふれてしまう
これ以上は飲み込めそうにない
意識しなきゃ形もないのに
見えた途端に胸に支えて
よせばいいのに触れようとして
後悔だけが残る
知りたくないから 目を瞑ってた
聞きたくないから 耳を塞いでた
その甲斐もなく 今にも崩れてしまいそうだよ
膝を抱えて ほら 今日も眠れなくて
何も要らないと思えたとき
綺麗なものに見えたんだ
見返りが欲しいと思ったとき
とても汚いものに変わったよ
知りたくないのに 目で追っていた
聞きたくないのに 言葉を待っていた
傷つかなくちゃ 僕はきっと前に進めないんだ
馬鹿みたいだろ
もう独りぼっちだって構わないから
もう分かってほしいなんて願わないから
ねえ 色も形も期待も欲も
もうこの目から全部奪っていってよ
ねえ 無色透明 見えないなら
もうそれはないのと同じだから
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