夕日に照らされた君の横顔が
とても大人びてて綺麗だった
そっと夕日を見て君はつぶやく
『お願いもう少し、このまま』

海に流れる貝殻はもう壊れてしまっていて
綺麗な形じゃないけれど
君は言ったよね『これも綺麗』だと
その意味は僕には
まだわからないけど

もしも君が貝殻ように
壊れてしまっても
僕は君を『綺麗だ』と言えるのかな？

夕日に照らされた君の笑顔が
とても無邪気で可愛かった
そっと海を見て君はつぶやく
『お願い夕日を隠さないで・・・』


砂に埋もれる貝殻はもう見つからなくて
形なんてわからないけど
君は言ったよね『誰かが、見つけるから』
その言葉に僕は
少し切なくなった

もしも僕が見つけたら
君は笑ってくれるかな
君はそれを『綺麗だ』と言うかな？

夕日に照らされた広い海は
とても光っていて眩しかった
そっと僕を見て君はつぶやく
『もう少しだけこのまま』

夕日が少しずつ見えなくなって
僕らの思い出を海に閉じ込めてゆく
『もう少しこのままでいたい』と
呟いた僕に君は
『見えなくなるまで待とうね』
寂しそうに僕に・・・

そう呟いた
『明日もまた見れるかな』
君と一緒に