ディスプレイの映し出す砂嵐が
 予見されたオワリのハジマリを示す
 落ち窪んだ空に穿たれた穴は
 ただ深く、暗く、黒く、皮肉にも美しく

 量子化された死骸の山の
 頂上に辿り着いたとしても、
 その先は何処を目指せばいい?

 偶奇の津波が理性を構築する
 無感情に呑み 食らい
 侵蝕するフェルミの海


 希望は遅効性致死の猛毒
 その先のことすら不必要と断じ
 全ての感情さえも切り捨てて
 ただ「生きたい」と願う機械に
 成り果てようと

 仲間だったモノを足蹴にして
 ただ一人生き残った君は
 振り返らずに何を思う?

 世界に入った罅は罪深き好奇心
 暴食の限りを尽くし
 学習するフェルミの海


 量子化された死骸の山の
 頂上に辿り着いたとしても
 その先は何処を目指せばいい?

 偶奇の津波が理性を構築する
 感情の赴くままに
 侵蝕するフェルミの海

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

侵蝕フェルミオン

閲覧数:341

投稿日:2019/01/23 18:43:08

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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