雨のメロディは続くよ
落下傘奴(らっかがさめ)の雨続く通り
道化たちの囁く甘い声を
賑やかだと思うことさえも
懐かしいよ 僕はもう帰れないの
いつかは泣き止む灰色の空
見上げられるだけいいかな
恋が残した 君への思い
悲しいときも僕は大丈夫
雨のメロディ続く日々も
いつか奏でる明日(あす)への歌
君が残した 僕への言葉
ずっと歩き続けられるように
空を見上げて流す涙
にじむ世界に歩き出そう
いつか・・・
振り返るとそこにあるような
優しくて淋しいノスタルジアと
センチメンタル 雨明けの午後に
沈む夕日映す小さな池よ
あの日の心 透き通す程に
帆を揺らす風に吹かれて
悲しいだとか 会いたいだとか
少し子どもの大人が想う
変わってないな 照れ笑いで
見上げた空はあの日のまま
強く生きてこう 歩き続けよう
少し大人の子どもが想う
雨が上がった街にポツリ
虹が咲いてた 君が笑っていた ※
何度でも 前が見えなくて
怖がった 恐れてた
あの日々も 今・・・
拝啓 君へ お元気ですか?
愛してました、今も好きです。
雨が上がって 空見上げて
君に伝えるための音を 紡ぐよ
君が残した 僕への言葉
悲しいときも僕は大丈夫
雨のメロディ続く日々も
いつか奏でる明日への歌
そしていつかは 僕も誰かに
君が教えてくれた言葉を
そっと伝えて 愛し始めるでしょう
そんな日も素敵ですね
素敵でしょう?
雨のメロディいつまででも続くよ
※Cメロの最初の音をここに加える。
雨のメロディは続くよ
「悲しいときも大丈夫、僕はずっと歩き続けられる。」
pp_ピアニッシモさん「【歌詞募集】タイトル未定」応募用
→http://piapro.jp/content/nztdxs9gwfisanwe
でしたが、選外となりましたので、曲を付けていただける方いらっしゃいましたら大歓迎いたします。
テーマに「失恋」「君が教えてくれた言葉」「強く生きる」
サブテーマに「雨と命」「過去(ノスタルジア)と現在(賑やかさ)」
裏設定に「中原中也の『サーカス』」
以上の要素で書き上げた作品でしたが。
まあ、今回はラストのサビにかけてのリズムに気をつけた。
個人的に「少し子どもの大人が想う」のアプローチ好き(笑)
とまあ、こんな感じでしたが!
なにはともあれ、作ってて楽しかった詞でした><
詞の変更可ですので、必要でしたらお申し付けください。
コメント1
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pp_ピアニッシモ
ご意見・ご感想
華水さん、改めまして、この度はご応募頂きありがとうございました! 今回は他の方の作品を使わせていただくことになりましたが、せめて感想だけでも残させていただきたいと思います。
この作品のユニークな点……というか、意表を突かれた点は、「雨のメロディいつまででも続くよ」というラストのフレーズが、その響きに反して実はさしてハッピーエンドではない点でした。なんか一見してポジティブできれいな言葉なんですが、よくよく読んでみると「雨のメロディ続く日々も/いつか奏でる明日への歌」とあって……「うわ、雨のメロディって、これ明日への歌と逆の方向……というか要するに未練じゃないか!」ってw
ただ、これを一言で未練といってしまうのも正しくないんでしょうね。もうちょっと正確に言ったのが「落下傘奴のノスタルジア」ということになるのでしょうか。中也の詞を「理解できた!」などとは口が裂けても言えませんがw、少なくともあの詞の中には、寂しさだけではない、一時的な快楽と熱狂とがあります。
この詞の主人公にとっては、過去の恋こそがサーカスであり、その過去をノスタルジーだと認めつつも忘れられない「少し子どもの大人」と、未来を志向する「少し大人の子ども」と、自分の中にある両面を自覚しているんでしょう。主人公という人物を物凄くよく分析した丁寧な作品だなぁ、と感服した次第です。あと、「虹が咲いてた 君が笑っていた」の箇所は、曲の盛り上がりとよく合いますねぇ。
それでは、また機会がありましたら、その時はよろしくお願いします!
2010/09/02 23:49:36