Botanic lover


ね、内緒の話をしよう
これはつまり お伽噺
君と僕の二人だけの
最後の秘密を覚えてて

『 昔々 あるところに ーーー 』
そんな よくある始まりの
ハッピーエンドの話なら
良かったのに とか思うけど

あの日 君が泣いてた
華奢なドレスと靴で
酷い雨に肩を震わせていた
何も知らない僕すら
恋に落とされていた

Shiny rain
君に触れた温もりが
ニセモノの肌を伝う
魔法なんてもの 信じなくて良い
冬に枯れる僕の命も

君が隣にいた
季節は移りゆく 嗚呼


ね、内緒の話をしよう
それは君の物語さ
夢が覚めるその時まで
君に笑っていてほしくて

落ちる砂が囁く
叶わぬ恋をしたと
どれだけ想いを重ねたとしても
冬枯れの風が吹けば僕は独り旅立つ

Glory days
君が眠る部屋で
ただ傾く斜陽を浴びて
絡ませた指に力込める
「 まだ…! 」

触れるだけのキス
ともる熱に 嗚呼
いつも僕は傷付いて
有限の愛を 永久に君を
もし、叶うのなら君の隣で…


残酷だと責めて
僕を嫌って良いんだ


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ね、ないしょのはなしをしよう
これはつまり おとぎばなし
きみとぼくのふたりだけの
さいごのひみつをおぼえてて

『 むかしむかし あるところに ーーー 』
そんな よくあるはじまりの
ハッピーエンドのはなしなら
よかったのに とかおもうけど

あのひ きみがないてた
きゃしゃなドレスとくつで
ひどいあめにかたをふるわせていた
なにもしらないぼくすら
こいにおとされていた

しゃいにーれいん
きみにふれたぬくもりが
ニセモノのはだをつたう
まほうなんてもの しんじなくていい
ふゆにかれるぼくのいのちも

きみがとなりにいた
きせつはうつりゆく ああ


ね、ないしょのはなしをしよう
それはきみのものがたりさ
ゆめがさめるそのときまで
きみにわらっていてほしくて

おちるすながささやく
かなわぬこいをしたと
どれだけおもいをかさねたとしても
ふゆがれのかぜがふけばぼくはひとりたびだつ

ぐろーりーでいず
きみがねむるへやで
ただかたむくしゃようをあびて
からませたゆびにちからこめる
「 まだ…! 」

ふれるだけのキス
ともるねつに ああ
いつもぼくはきずついて
ゆうげんのあいを とわにきみを
もし、かなうのならきみのとなりで…


ざんこくだとせめて
ぼくをきらっていいんだ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Botanic lover

T-Kさんの ※歌詞募集※ --8/31まで-- への応募作です。

http://piapro.jp/t/tzT2

@歌詞について
うっかり男性目線なのです。
ある少女に恋した植物の物語。
ボーカルは男声のほうが自然かもですが、まあ歌なので女性でも良いんじゃないかなぁと思ってます。

2017.8.31
一ヶ所変更しました
季節が移りゆく→季節は移りゆく

閲覧数:386

投稿日:2017/08/31 09:08:39

文字数:1,035文字

カテゴリ:歌詞

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