ジャケット

10 (dieci) 20(venti) 30 (trenta) 40 (quaranta)40日(quarantena)はまだ来ない
10 (dieci) 20(venti) 30 (trenta) 40 (quaranta) 40日(quarantena)はまだ来ない
近付く足音 まるで恋のよう 戸口叩く 言えない傷
二度と出られぬ 攫ってあげよう ようこそ此処はラザレット 


一人息を殺し 目覚めた夜の片隅に
太陽の花は もう撒き散らかされて戻らない
硝子玉の目に 灼き付いた噎せ返る火よ
君に囚われた 在りし日を閉じ込めたラザレット

声を聞かせて 何も聞きたくない
瞳抉じ開け 映せ、移せ、遷れ(閉じ込めろ 捕まえた)


耳を塞ぐ手 そっと指絡め 夢魔囁く夜は続く(alraune mandrake)
まだ叫ぶなって もっと埋めて ミルラは罪を香らせて
奪い盗る吐息  触れ合う凶器(arma)
解放の日(quarantena)はまだ来ない
切り離す行為(カルマ) 愛情の果実(malus 悪意)
肉の牢獄(フラスコ) 逃避行
死ぬまで出られぬ 魂(alma)の檻よ
ようこそ 此処はラザレット
銀のナイフと愛の果実と 引き抜くのはどっちが良い?


(声を聞かせて 死ぬのは誰か占おう)
(引き抜いてみろ 狂うは誰か確かめろ)


誰も居ないのに 風が鳴らした鐘楼(campanil)
罪無き咎人 足下開いた黄金の果実
手招く栄光(mandragore) 不死へ錬金術師(adept)誘う夜へ
君に囚われて 癒えずに漂うラザレット

高飛車な道化師の(アルルカン)

銀のナイフと愛の果実と 引き抜くのはどっちが良い?
土塊叫ぶなんて喜劇(commedia) 鐘楼(campanil)は唯揺れて
無口小人(アルルーン) 吊られ道化師(アルルカン) 仮面(マスク)に煙るローダナム 
絞首台の小人(Galgenmännlein) 狂い咲く花
扉閉ざしたラザレット

10 (dieci) 20(venti) 30 (trenta) 40 (quaranta) 40日(quarantena)はもう来ない
恋が終わるまで 鼓動止めるまで 抜け出せない檻へようこそ
愛の果実と秘めた真実 逃られないラザレット

00:00 / 04:40

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【高飛車なピエロ8】ようこそ此処はラザレット

仮タイトル&仮仕上げ。動画にするときにまた手直しします。


死の舞踏(による芸術)がテーマだった前作https://piapro.jp/t/Rc_X に引き続き、黒死病がテーマの一つ。

夢魔の悪夢と呪いが広がっていく様を病に準えました。物語も終盤へ近付きつつあります。


処刑台の下に咲く、マンドラゴラ。錬金術の材料としてもファンタジー作品でもおなじみのあれ。処刑された“もう一人の道化”の子孫である盗賊。夢魔の手先である、現実世界の犯人が主役の曲。

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投稿日:2020/06/22 20:29:18

長さ:04:40

ファイルサイズ:6.4MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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