傷付くほどに美しい
その紅が、滴り落ちる
一筋の川を作り、その紅は魅了する
右腕の傷は戒め
自らの過ちや後悔を戒める
浄化の傷
右頬の傷は麗し
二つ、そして向きを変える一つの爪痕
右目に対しては、ただの虐げ
更に悪くさせる

傷付くほどに美しい
この腕にこの傷、求めるのは証
戒めの証
傷を、血を、忌まわしい痛みを

美しさは傷と傷痕
人は傷付く程に美しい
辛いことを経験したからこそ、人に優しく出来るもの
でも、たまには甘えて良いんだよ
もっと頼って良いんだよ
だから、一緒に生きよう

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何故?

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投稿日:2011/04/17 22:27:59

文字数:245文字

カテゴリ:その他

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