不埒な夜を跨いでいく
君にまた一人魅入られた僕は
隠す気もないその毒気に
あてられたことにも気づいちゃいなかった

あの日からどうもおかしいんだ
世界はまるで色を無くしたように
ぼやけた視界に君を探す
遠くで手招くのはあくまで天使だ 

ダメになった僕を見ないふりして
無邪気な笑顔を纏いながら夜に溶けていった

暗闇を彷徨うように走る現在を恋と呼ぶのなら
盗み去った光で君は何を照らすのでしょう
心に回った毒が見せたこんな幻覚を追いかけてしまうよ
今毒を裏返す毒が欲しいのさ

モノクロになった日常と変わらず鮮やかな花びらの色
味のしない朝食でさえ
今ならこんな馬鹿につける薬かな

雨上がりの空も見ないふりして
明日へと進んでしまえるから
人間は救えないな

孤独と並んで歩いた
知らない街で生きる今日にもさ
ありふれた光も色も間違いなくあったのに
心に回った毒が見せた幻覚を追いかけていたかった
今やっと理解した君はどこまでも悪魔だ

ただ一度でも触れてしまったのが運の尽きさ
特効薬は一つだけ

暗闇を彷徨うように走る現在を恋と呼ぶのなら
盗み去った光で君は何を照らすのでしょう
心に回った毒が見せたこんな幻覚を追いかけてしまうよ
今毒を裏返す毒が欲しいのさ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ネリウム

閲覧数:40

投稿日:2024/02/25 10:06:16

文字数:533文字

カテゴリ:歌詞

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