ずっと気づいていた　近づいていく別れの合図
まるで今も思い馳せるように　愛おしくて

そっと見つめ　止まる　この手　離さないで
君の目にもう今は映らないの？　ねぇ

「また会えるよね？」
帰り道の途中　触れた肩に時が止まる
あぁこのまま　雨に濡れて

濡れた髪を　かき上げながら
「忘れたいの」　魔法をかけた
ひとつ　ふたつ　君との思い出を断ち切ってゆく

その裏の　通学路　手と手　繋ぎあった
もういつもそばにいてよ　お願いなの　ねぇ

強くなれるかな？
悲しみの途中　君の顔が　雨に滲む
あぁ冷たい　水の中へ

「ちょっとだけ声を聞かせて」
「もう少しふれていたいの」
「ねぇ君のこと知りたいの」

降り止まない雨　帰り道の途中
ひとりぼっち　下を向いた
あぁこのまま　消えたくなる

「また笑えるよね？」
この道の先　歩き出すよ君の方へ
あぁさよなら　愛した人