神隠の夜_inst
未来像を失って フラフラ夜を彷徨って
誰か僕を見つけてくださいな それかいっそ攫ってくださいな
理想論なら要らないと 有耶無耶心象って
誰か僕を見つけてくださいなって 電子の海に投げ込んだ
逃げ場のないこの街で それでも行方不明になった
知らぬ顔をして通り過ぎるもの 誘拐犯や人外や
行き場のないまま僕は ちょっと震える手伸ばした
交わることない物語 出会うことない僕達
どうせ消えゆく人々
儚さ忘れるように
妖怪変化も道連れにして
全ての事象に名を付けながら
未知なるものなどひとつもないと言って
何となく何となく強くなれたような気がしたんだ
鬼門に向けて旅立った そらそら舞や百鬼夜行
たかが十や廿(にじゅう)の記憶だって それがいつも辺りを漂った
貧乏人へと成り果てて うつらうつら目を閉じてたんだ
未だ魑魅魍魎にゃなれそうもないって夢想の果てに落ち込んだ
所詮人の身で
それでも永遠でいたいか
闇を照らす街灯に守られて
鉄の塊が蠢くダウンタウン
神隠しの夜はいつものように
何でもないような顔で過ぎてゆく
都市伝説が物陰に潜んで
人々の知恵さえ台無しにしていく
知らなけりゃ良いことだらけの世界で
それでも未だ知らぬことばかりさ
どうせ消えゆく人々
儚さ忘れるように
所詮道具だが
それでも永遠でいたいのさ
夢の名残を追いかけるみたいに
あなたの姿を思い浮かべても
何となく何となく 他人事のように空振った
境界線でも操るように
すべての事象に名を付けながら
未知なるものにも恐れはないと言って
何となく何となく強くなれたような気がしたんだ
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