拝啓、愛しい人へ
お変わりないですか
僕は相変わらず
ぼんやり生きています
瞼の裏に 焼き付いた記憶
I Remember
あの夜のこと
月がとても白く見えた
拝啓、愛しい人へ
お変わりないですか
空が遠くなって
吸い込まれそうになる
瞳の奥に 潜む光にも
I Remember
明けない夜も
月がひどく眩しく見えた
つらつらと 日々は流れて
思い出も 星屑のよう
ふらふらと 目をつむったまま
ひとりごと綴って
I Remember
雨の夜にも
月は平たく
全てを照らすだけ
Ah
I Remember
明けない夜の
月より白い
手紙は出せぬまま
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