光1つ届かない箱の中
小さく丸まって息をする
開かれるのはいつだろう?
なんて自分から出る勇気もないまま
いつか夢見た世界の景色は
揺れる風の音と共に
光る日はいったいいつだろう?
なんて妄想世界から目が覚めた
いつものような現実世界
今日は土砂降りの天気
濡れることのない僕はいつまでも
窓際で小さく呟いた
記憶の中に紡がれた淡い糸は
今にも切れてしまいそうな危うい状態
放心状態 作られた人体
密かなる存在意義は何のために
傷ついた中で知った物事の意味は
存在を否定されたあわれな人格
多重人格 人間失格
いつまでも不の連鎖は続いていく
つかの間で見たあの人は
揺れる陽炎の波と共に
消えていった日はいつだろう?
なんて記憶の隅をこじ開けた
こんなにも酷い現実世界に
今日も神様は笑ってる
世界の端に寄せられた僕は
現実逃避を求める
ずっと大切なものさえ持たずに生きて
今にも消えてしまいそうなあわれな存在
無くした存在 生きている実際
現実に縛られる意味は何?
こんなボロボロになるまで生かされて
今にも切れてしまいそうなこの生命線
地獄への車線 滴る点線
対の連鎖で科学爆発が起きた
きっといくつかの夢や希望を追って
辿り着く場所は何もない場所
忘れられた場所 廃棄されたのか
悲しみの音色が響き渡る
そんないくつもの階段を登って
見えたものの存在に目をやる状態
輝く人体 煌めく身体
でも目が覚めたらいつもの箱の中
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