水の檻でできた 空(から)の鳥籠
キミはもう飛んで行ったのかな
ぼんやり見ていた くもり空きっと
泣き虫ボクのココロの色
「ひとりは嫌だよ」「キズつきたくない」
ちっぽけな勇気さえなくて
遠すぎる月を見上げるだけなんだ
暗い夜空にナガレボシ
自由のツバサはためかせ
どこかのキミに見えるように
そんな妄想抱いて眠るよ
生まれた春すぎて 日差しの夏越え
ボクはまだ籠の中にいるよ
葉の落ちる秋と 雪降る冬の
寒さでハネは凍えてしまった
「シにたくないよ」「もう楽になりたい」
何もしないまま 終わるなら
せめて今 冷たくなったハネ 広げるよ
星の降る夜(よ)に瞬いて
希望のツバサ風切って
どこかのキミに届くように
ありったけの声で名前を呼ぶよ
飛ぼうともがき もがいて落ちて
キミを想って ナミダを流し
冷えゆくカラダ 熱くなるココロ
飛べないことも忘れて
燃えるココロは輝いて 空をまっすぐ昇っていく
いつか見ていた花火のように
夜に溶けて消えてゆく キミと空飛ぶ夢見つつ
そしてボクは永久(とわ)の眠りにつくよ
00:00 / 04:53
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想