"桜色の小指"

[1]
<A>
校庭を渡る声(オト)はなく
静けさに浮かぶ遮光布(カーテン)

薫る季節の花片(カケラ)たち
少し寂しげに踊る

<B>
決まった通学路(ミチ)を競って
目指した校界線(コウモン)は
塞がれていく

机の奥には叶わぬ恋
仕舞い込んだまま

<C>
微笑みあって知るよ
旅立つ喜びを

あの時分かち合えた
特別な想いも

握り締めたボタンから
伝わったこと

込み上げる強がりと
共に埋(ウズ)めて

[2]
<A>
校舎を満たす華は消え
追憶を投影(ウツ)す硝子(ガラス)

染める季節の種子(ミライ)たち
照らす陽の下へ巣立つ

<B>
選んだ進路(ミチ)へ果敢に
踏み出す親友達(トモタチ)を
勇気に変えて

夢を咲かせる理想の地へ
辿り着けると

<C>
見つめ合って知るよ
別れの哀しみを

その時誓い合えた
真剣な想いも

軽く触れた背中から
伝わったこと

忘れずに進むから
未来(アス)へ向かって

<D>
いつか集おう
笑顔で会おう
小指が交わす
桜咲く言葉…

[EOF]

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

"桜色の小指"

卒業SONGらしさを考慮して、ダイレクトに"桜"関連の言葉を盛り込んでみた作品。

耳馴染みとか新鮮味を指摘される可能性は大いにある、題材として難しいものに挑戦してみたのですが…。

時には直球要素もきっちりとフォローした形でまとめることも大事ではなかろうかと。

こういった歌の場合だと特に、言葉選びを慎重にしなければいけませんね。

ミクを中心に据えつつ、ルカ、メイコの協力も必要かなと、考えています。

閲覧数:63

投稿日:2010/11/13 10:04:41

文字数:462文字

カテゴリ:歌詞

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