まだ徒渡(かちわた)りも咫(あた)
至る道はもう直面(ひたおもて)
ね みて いて たたいて まだ差し当たりは端(はた)
ほら まだ ここにあるでしょ 祟る百足は俄仕立て
然(さ)ば綱渡りもただ あ ちが うよ きみ ねえ
浸る足には天の逆手(さかて) ほら ほら いたくない
も もど かし いえない 然ば罰当たりは黙(もだ)
ここ もう そとがあるでしょ 轉(うつる)齲歯(うし)は
もうすぐ鳥屋出(とやで)
ややもせば 満天星(どうだんつつじ)焚く明日
なかりせば ぼくらまた 嘆きの霧をひとさじだけ
ぼくらを慰した貢は 君の まだ知らない朱
出来上がりをにたり待ちわびるだけ 的の居合わせ
それは 徒情を待たす ぼくらを馳せた空木は
身欠き実(ざね)の意図 雨上りを祟り
おとなびるだけ それだけ
また歌語りの射た
廃る雲梯(うなて)に沸いた慌て
ね いて いて あたえて また御神渡(おみわた)りを見た
ほら まだ ここはあるでしょ 騙る横手には霜の経(たて)
なあ金鎖の舌 な いら うよ ぼく ねえ
茹る諸手知る裏表 ほら ほら なにもない
も いい いい しらない さあ後退りの直(ひた)
わた しは ここにいるんだ 似たる馬陸(やすで)
撒く八十隈手(やそくまで)
ことならば 柊随菜(ひいらぎずいな)引く明日
それならば きみはまだ その問い切りに逢わないだけ
ぼくらに被した棺は 君の まだ知らない嶽
言い来りをのたり読み聞かすだけ 帰途の絵合わせ
それは 仄仄明を待つ荷足り船の途 ぼくらに伏せた日次は
一行(ひとくだり)を
したり持ち運ぶだけ
ぼくらの座した畔は ぼくらは まだ知らないだけ
在り来たりを三度編み上げるだけ 意図としあわせ
それはまた ぼくらの失せた異次(いつぎ)は
忌明けを待つ落ち葉船の糸 右左を百度繰り返すだけ それだけ
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【彩音ゆめ&彩音うつつ】うきなずき【オリジナル曲】
UTAUライブラリ彩音ゆめと彩音うつつを使用した楽曲です。
彩音ゆめ&彩音うつつコンピレーションアルバム「電脳の花園」収録曲です。クロスフェード(http://www.nicovideo.jp/watch/sm30123050)
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