
「気軽に死にたいって言ってもいいよ」
言い合う不思議な縁が切れた
期待に咲く花が鈴蘭と知った日
美貌に勝る 警鐘の号哭
甘美な囁き 愛おしい言葉
水を差すのはいつだって自分だ
距離ある温い会話でした
冷たい温度分かちあったよ
地下鉄一本で会える距離
外に出るのが少し億劫だ
刹那主義の肯定を受け入れられるのは遠い未来
生けた花の正体を祈り続けるだけの時間が足りない
眩しさに風化する幸せと知った日
美貌に勝る 怠惰の誘惑
信じたものだけ愛おしい言葉
灯台見るるはいつだって自分だ
いっそ掬ってしまいますか
底なし沼へ共に沈もうよ
お揃いの悪癖で浮かれましょう
約束できない永劫が欲しい?
どこかへ逝く勇気も現実に絶望する覚悟も
震える体ごと奪い去ってしまえる人になりたい
過ぎた現実を見て失望したのはだって、だってさ、誰のせいだ
何かが足りないんじゃない ずっと 何かが多すぎたことに気付けないで
リグレット、朝日がまだこの目を焼かずに在るわけは
声を思い出した時 拒絶の享受 毒の噂
傷にならない貴方の横顔を──
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