庭の紅い椿の花
とても綺麗で見惚れたの
でも嫉妬深い彼
怒って椿を散らしてしまったの

枝から落ちた椿の花
穢れない白い雪の上でも紅く綺麗

散らされても綺麗だった椿
だから私庭に出て
こっそり拾い上げ部屋に飾ったの

とても綺麗な紅い椿
小さなこの箱庭で私の心を癒してくれる

朝も

昼も

夜も

私だけのためにそこにある
とても幸せだわ私


きっと彼は私の為に椿を落としたのね
もっと側に置けるように
私だけの椿になるようにと・・


私は椿を手に取りその紅い花弁に口づける

愛おしい

愛おしい

愛おしい

なのに彼がこう言った
「それを捨ててくれ」


どうして?これは私のものなのよ
あなたが手折ってくれた贈り物
私のために貴方が落とした首なのに


どうしてそんなに哀しいことをいうのかしら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

椿

初投稿です。
戦国時代の某夫婦をイメージして作ったはずだったのですが^^;

閲覧数:109

投稿日:2010/02/07 23:50:43

文字数:356文字

カテゴリ:歌詞

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