『黄色い電車』

この頃毎朝の僕は
怖いくらいに目覚めが良い
その分髪の毛のセットに
時間を掛け過ぎ次を急かされる

結局、家を出るのは
今までと同じ慌ただしい
自転車で風に煽られ
決まってた髪の毛は南無三だ

駅の階段  はやる気持ちを抑えて
心臓の鼓動  ドキドキも抑えて
ホームの端  いつもの場所

黄色い電車が幸福を連れて来る

ドアよ開け  閃光が走る
車両の奥にあの子がいる
道を開けろ  場所を開けろ
あの子の側に行きたいんだ必然

ああ、今日も   体は揉みくちゃ
あの子の顔が
見えたり見えなかったり


額に汗がにじむ季節
最近あの子を見かけない
髪の毛を短くしたのに
自転車で乱れることも無いのに

折角、固まりかけた
勇気もアイスクリームのよに
照り付ける太陽の熱
ドロドロと砂の上南無三だ

帰りの駅 重い足取り踏ん張って
ふて腐れた顔 何とか取り繕って
ホームの端 いつもと違う列

黄色い電車が幸福を連れてくる

ドアが開き 雷鳴が響く
車両の奥にあの子がいる
誰もいない 邪魔はいない
あの子の側に行けないよ不自然

ああ、今日は 立っているのは二人
あの子の顔しか
見えない見れはしない

吊り広告から反らした目
本を読むあの子
地面に落ちたアイスクリーム
もう一度冷えて固まり出した

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい
  • オリジナルライセンス

黄色い電車

閲覧数:55

投稿日:2020/02/10 13:40:55

文字数:573文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました