A1
流れついた僕は 錆びついた声の中で
耐えきれずそっと 目を閉じてた
砂に描いた影 青色に焼けた海は
きっと悪いカゲロウなんだろ
B1
あの日夏の帰り道 風に追い越されて
透き通るような季節が 君の姿 滲ませた
S1
夏の色が僕に夢を見せた
胸を焦がすほどの
潮の匂いがした
遠く波が光を砕くように
君と見たこの場所で
そんな微かな声が聞こえた
A2
茜空は僕を 臆病者に変えて
耐えきれずそっと口を噤(つぐ)んだ
あの日僕はなんて言えばよかったかな
洗い流す 雨が降ればいいのに
B2
あの日咲いた花火の音が不意に聞こえた気がして
そっと胸に手をあてて 空に終わりを告げた
S2
夏の空が僕に夢を見せた
夜空に流した涙の理由(わけ)も
咲いて消えた打ち上げ花火のような
君がいたこの場所で
そんな淡い声が聞こえた
LS
夏の空にそっと終わりを告げた
夜空に託した涙の跡も
咲いて消えた打ち上げ花火のような
君がいたこの場所で
そんな淡い声が聞こえた
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