「Ephemerality」神籬

耐えがたい日々に 食傷が訪れてから
馴化が芽生えて これが日常に思えた

不幸をあてがうことが大好きな神様は
僕にどうしようもない ぬかるんだ小生をなする

夜な夜な孤独に苛まれて 崩れてしまう
僅かな明かりに縋り 幻と知るたび
痛いくらいの恐怖が 僕を嘲笑ってる
薄暗い独房の また同じ悪夢

もう生きる価値なんて もっぱらないというのに
どうして死ぬことが怖いんだ 死のうとは思えないんだ
鏡花水月のような 意味の造形を求めて
僕はまだそれを信じてるらしい

風化した希望 なおも胸に抱え続け
頼ってるんじゃない それしか心の代えがない

したり顔の未来 汚濁した濃霧を前にして
最早潤うことのない 涙痕を見せつけて進む

群れをなして襲ってくる影 実像の闇
微かな勘を辿って 終わりを模索する
ただ灯火を消すくらいのことじゃなく
正常を供にし 行ける場所を知りたい

もう理想郷なんてないと分かってるのに
苦しみを受け続けているんだ ぐうの音が出なくなるほど
正解不正解を 有限の罪囚に問うてない
ここまで来たら関係ない

儚い人の命の 終焉が無様だとしても
中途半端な結末よりも 余すことなく 全てで死ねるだろう

もう生きる価値なんて もっぱらありゃしないけど
ここに産まれてきてしまったから 最期まで行ってみたいんだ
鏡花水月のように 野望に手は届かなくても
それを信じてみたい 暗い人生だとしても

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

Ephemerality Lyric

オリジナル曲「Ephemerality」の歌詞です。

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閲覧数:119

投稿日:2022/01/15 01:19:07

文字数:623文字

カテゴリ:歌詞

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