赤も青も黄も緑ピンクさえ
 色というものを知らない
 少女にそっと舞い落ちる雪が頬を濡らす
 それはどこまでも白く白く輝く
 そうモノクロの瞳でも分かるほど

 赤も青も黄も緑ピンクさえ
 色というものを知らない
 少女はちょっと泣きながら
 しかし嬉しそうに
 こんな目にでもはっきり見える雪を
 かじかむ手で拾いつつ笑うのです

 少女は知らないだろう
 この雪を降らせたのは自分だと
 全てを失って得たには
 あまりに小さな力
 帰る先も行く先も残されぬこの少女はしかし
 確かな一歩を踏み出した

 赤も青も黄も緑ピンクさえ
 色というものを知らない
 少女にそっと舞い落ちる雪が頬を濡らす
 凍るどこまでも白く白く輝く
 雪によく似た目を細める

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

雪を降らせた魔法使い

ボカロオリジナル曲の歌詞です。

閲覧数:172

投稿日:2016/04/29 02:52:10

文字数:328文字

カテゴリ:歌詞

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