サテライトタウン

TEMB

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時に、僕らは　
愛した場所も　通り過ぎていく

歩んだ道も　重ねた日々も
人ごみに消えた

何度も呟いた　その言葉は
反せば　ただの言い訳で　

さよならも言わないまま
ファインダー越しに見てた光

大気圏に描く弧が繋ぐ
街灯の平行線

離れすぎて途切れそうな
この手は　まだ離さないで

声は届かなくて　世界は霞んでいく
いつか消えるなら　そのままで堕ちていこうか

───嗚呼、その手はまだ

大気圏で燃え尽きたら　まるで
流星と笑えるかな

手繰り寄せた　その先には
この手じゃ、もう　届かなくて

この世界に描く弧が辿る
僕だけの　物語は

ただ、余りに　離れすぎた
旅路を描いていた

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