夢と埃にまみれたオルゴールの旋律
君と会えなくなって幾年もそのまま

どうしてあゝ今更思い出してしまったのだろう
胸に空いた穴が拡がるだけなのに

描いた蛍の月模様
手のひらに舞い降りて
儚く瞬きささやいた
「おかえりなさい」と

テレスジア 痛みがずっと残ったままなのは
君が誰よりも愛を教えてくれたから

綺麗な横顔ずっと触れていたかった
募り積った心には降り注ぐ雨

重なり合わせた温もりも
記憶も迷いながら
流れるメロディひらひらと
風に乗せて運ぶ 

琥珀に滲んだ二人の写真は

ずっと古びた音色に囚われて
回り続けるだけの
既望に満ちたオルゴールと
ガラクタに溶け込む

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既望に満ちたオルゴール

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投稿日:2013/09/13 19:27:43

文字数:291文字

カテゴリ:歌詞

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