ジャケット

「十二ノ糸~縁也円~」


枝垂り穂の歓喜 明くる郷 (しだりほのかんぎ あくるさと)
黄朱の錦絵 尚一層 (おうしゅのにしきえ なおいっそう)
御講の参道 留めたる (おこうのさんどう とどめたる)
細指紅顔 彼岸花 (さいしこうがん ひがんばな)

穢土より出しは この華に (えどよりいでしは このはなに)
彼岸と名付けし 因縁や (ひがんとなづけし いんねんや)
吉凶と乱れし 人の世の (ききょうとみだれし ひとのよの)
まなこなき様 覚えずや (まなこなきさま おぼえずや)

  まいよ巡りし 月のこと (まいよめぐりし つきのこと)
  欠きても満ちる 月のこと (かきてもみちる つきのこと)
  雲かくれにし 月のこと (くもかくれにし つきのこと)
  尤もなりこと 知らず抗う (もともなりこと しらずあらがう)

    ただ風は山を駈け (ただかぜはやまをかけ)
    また露は野を潤す (ただつゆはのをうるおす)
    ただ人はそこにありて (ただひとはそこにありて)
    つむぎつむがれ十二の糸 (つむぎつむがれじゅうにのいと)

      水中の藻にもおよばざる (みななかのもにもおよばざる)
      五濁にまみれしまほろばの (ごじょくにまみれしまほろばの)
      末代無知の傍らに (まつだいむちのかたわらに)
      たしかなりけりえんやえん (たしかなりけりえんやえん)

    ただ雨は地を濡らし (ただあめはちをぬらし)
    また露の因果となる (またつゆのいんがとなる)
    ただ人はそこにありて (ただひとはそこにありて)
    つむぎつむがれ十二の糸 (つむぎつむがれじゅうにのいと)

  まいよ巡りし 闇のこと (まいよめぐりし やみのこと)
  細たる灯火 映えること (さいたるあかり はえること)
  朝に白む 闇のこと (あしたにしらむ やみのこと)
  尤もなりこと 知らず抗う 思はず (もともなりこと しらずあらがう おもわず)

    ただ霧は里を覆い (ただきりはさとをおおい)
    また霧の乳母となる (またきりのたらちねとなる)
    ただ人はそこにありて (ただひとはそこにありて)
    つむぎつむがれ十二の糸 (つむぎつむがれじゅうにのいと)

    ただ人は地を起こさず (ただひとはちをおこさず)
    また雫より生かされる (またしずくよりいかされる)
    ただ人はそこにありて (ただひとはそこにありて)
    つむぎつむがれ十二の糸 (つむぎつむがれじゅうにのいと)

    尤もなりこと 十二の糸 (もともなりこと じゅうにのいと)

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【巡音ルカ】十二ノ糸~縁也円~

2年前に作った楽曲です。

閲覧数:220

投稿日:2019/09/11 02:59:20

長さ:06:40

ファイルサイズ:12.2MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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