■S'
空に焦がれた イカロスが堕ちた暗い海
深淵の揺り籠で どうか永久(とこしえ)の 眠りを……
■A
波間に揺蕩う羽根 拾い上げて空に翳す
孤独を愛するのは そんなに いけないことでしょうか
■B
待ち焦がれていた 夜の帳が下りる
■S
世界は全て 嘘で飾られた模造品
その現実を 誰も壊せないなら
バベルの塔に 置き去られようと 構わないの
何もかも恵まれた 楽園(ティル・ナ・ノーグ)は 欲しくない
■B
大罪と沈む 禁忌へ手を差し出す
■S
世界はまるで 無色透明の鉄格子
そんな理から 抜け出せないなら
ローレライの 破滅の聲を 子守唄に
誰にも見付からない アトランティスで 眠らせて
■C
――孤高の神話に 抱(いだ)かれ 終末の幻(ゆめ)を――
――ひらがな&譜割り――
■S'
そらにこがれた イカロスがおちた くらいうみ(7・8・5)
しんえんのゆりかごで (どう)かとこしえの ねむりを(10・7・4)
■A
なみまに たゆたうはね ひろいあげて そらにかざす(4・6・6・6)
こどくを あいするのは そんなに いけないことでしょうか(4・6・4・10)
■B
まちこがれていた よるのとばりがおりる(8・10)
■S
せかいはすべて うそでかざられた もぞうひん(7・8・5)
そのげんじつを だれもこわせないなら(7・10)
バベルの(とう)に おきさられ(よう)と かまわないの(6・7・6)
なにもかもめぐまれた ティル・ナ・ノ(オ)グは ほしくない(10・7・5)
■B
たいざいとしずむ きんきへてをさしだす(8・10)
■S
せかいはまるで むしょくとうめいの てつごうし(7・8・5)
そんなことわり からぬけだせないなら(7・10)
ロ(オ)レライの はめつのこえを こもりうたに(6・7・6)
だれにもみつからない アトランティスで ねむらせて(10・7・5)
■C
ここうのしんわに いだかれ しゅうまつのゆめを(8・4・8)
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