胡蝶が夢見たもの


胡蝶は常に孤独を生きるもの
僕はそれに憧れた
そしてそれを追いかけ始めた

幻想だというのに
ないものなのに
それを追い求めた僕は

「馬鹿ですか?」

空が切り替わる
朝日が邪魔くさい
それを押しのけることなんてできなくて
だから僕は

目を背けて逃げました


揚羽蝶は常に集団で生きるもの
僕はそれを嘲った
そしてそれを狩り始めた

あるものを捕まえて手でつぶす
それが楽しくて楽しくて仕方なかった
そんなことが好きな僕は

「最低ですか?」

空がまた切り替わる
夕日が沈んで月が出る
それを見ながら僕は世界を嘲ることができて
幸せでして

「もう全部どうでもよくなりました」


夜が僕と胡蝶の待ち合わせ場所
昼が僕と揚羽蝶の待ち合わせ場所
そこで三人で遊ぶよ
さあ、言おう

「一緒にアレを追い求めましょう」

夢を見る
終わっているのに終わらない夢を
あるものを捕まえて
ないものを追いかけて
終わった瞬間繰り返される夢


いつまで続くか知らないけど

「幸せなので問題ありません」

胡蝶は言ってから
僕の前から消えました


ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

胡蝶の夢見たもの

嘘吐きの幻想曲と微妙にリンク
なんかちゅうに病なおらないorz

閲覧数:64

投稿日:2010/12/01 23:16:05

文字数:485文字

カテゴリ:歌詞

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