雨の音で目を覚ます午前二時
指でなぞる熱の逃げたベットには
少し甘いポール・モールの香り
安ホテルの狭い部屋の中で
最初からわかっていたのに
その目には私が映らないこと
最後まで変わりはしないのに
口づけを忘れること出来ずに
独りよがりな情事の後の
甘い甘いピロートークでは
そう 貴方の本音を
感じ取れないけど
二人絡み合い求め合い
深く深く触れられたなら
そう 貴方の本音(こころ)も
聴こえそうで
街の中で目を凝らす午後七時
揃いの指輪 並ぶ貴方と彼女
グラス二つ 注ぐシャトー・シュデュイロー
レストラン 夜景の見える席で
今だけとわかっているなら
耳元で愛を囁かないで
すぐにでも崩れる関係
甘い夢見ること止められたら
独りよがりな愛の後の
甘い甘いピロートークでは
そう 貴方の本音を
感じ取れないけど
二人絡み合い求め合い
深く深く求められたなら
そう 貴方の本音も
聴こえそうで
暗闇の中で
足元も覚束ないまま
足跡も見せられないまま
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