天才のお宿はいびつな小宇宙
一度はまれば抜けられぬ迷宮
歯車ばかし住み着いた次世代改良型ウィンチェスター・ハウス
体感はいつでも発明狂時代

表の顔は奇妙な時計屋
だけどもそれは世を忍ぶ仮の姿
今に見ておれ、ダ・ヴィンチもびっくりの
マルチな才能、お目にかけましょう!

日夜ドライバーを操り目指すは永久輪
地球を永遠に回すための道具を
所詮は錬金術と罵られても構わない
天才はいつだって、孤独なものなのさ!


警備も忘れて引きこもりオルフィレウス
噂じゃここはゴーストハウス
「あそこは呪いのお家」ご近所さん、その噂もついにそこまでさ
今日からこれまたラリルレルネッサンス!

人は指差す「ホラ吹き時計屋」
夢物語でもきっと辿り着くんだ
答えてよマルス、ミネルバ、ヴェスタ
世界の危機だぜ、お見捨てなさるな!

回せや回せ気難し屋の永久輪
支持さえくれるなら地球さえも動かそう
別に笑われても、疑われても構わない
僕はできることをしているだけさ!


僕の腕は、殴る才能はないから
頭脳と指先で未来を作っちゃうぞ☆
金を生むことが、有益じゃないだろ?
だから、僕の円、壊さないでよ

「役に立たないものなんてないのさ」


ないなら作るんだ、時計屋の矜持
詰られそれでも地球を回すのさ
たとえ世間のすべてが僕に背を向けても
振り向かせるのが芸術家の役目さ!

歯車に憑かれた時代錯誤の狂人
それでも彼は永久(とわ)の期間(とき)を夢見た
やがてその奇跡が本当に形になれば
人はいずれこう呼ぶ「日輪の魔術師(マーゴ・ディ・アポロ)」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

アポロンと懐中時計

――――僕は自分にできることをしているだけ。

発明に狂った時計屋の話。その天才的な頭脳と奇行ゆえ、魔物の化身ともうわさされる彼は、しかしこの惑星の未来のため、エネルギーを必要としない“永久の機械”を作り出そうとしていた・・・。

「コスモナーフト」「光の滑走路」「イリヤとドブルイニャ」に続く新世代の子供たちの物語。発明で世界を救うという、若干異色のヒーローを目指してみました。

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投稿日:2013/07/28 22:23:23

文字数:667文字

カテゴリ:歌詞

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