インヴィンシブル offvocal

インヴィンシブル
歌詞
「負けない、負けない、負けないで」って
「勝てない、勝てない、勝てないよ」まで
どうしようもなくなると知ってる

まあしょうもなく　滲む世界だ
思考回路が鈍すぎる
天井から聞こえる言葉を
霞む目で見た

どうしようもなく　眩む世界だ
背負った命が重すぎる
過ちばかり連ねる毎日を
生きる命が

大人になった　ことがなかった
落第者具合も半端だな
愚かになった　なんてこと
今もきっと言われてる

「負けない、負けない、負けないで」って
「勝てない、勝てない、勝てないよ」まで
どうしようもなくなると知って
いまさら震えてる

消えないでもない見えないペンで
「醒めないよ」ってまだ書けるから
妄想を吐く　画面の中にいる
君になろうと思った

完成なんて言えないね。
まだ人になっている。


向上もなく　塞ぐ世界だ
持った手札が弱すぎる
惰性だけで　膨らむ毎日を
抱え続けた

同情もなく　回る世界だ
進む歩幅が狭すぎる
走り続けて追いつく毎日で
削る命だ

卒塔婆に書いた言葉みたいな
作成者不明な釈明が
そこらに空いた穴の中
今もずっとのぞいてる

「枯れない、枯れない、枯れないように」
絶えない、絶えない水を与え
腐り切った根を握って
ひたすら眺めてる

「知らない、知らない、異世界へ」って
幻想の用意ができたなら
もう今日を去る　布団に潜っている
夢を見ようか　朝まで


また始まった　朝日が昇った
薄明が終わりを告げるから
頭にあった　あれやこれ
全て奥にしまい込む

大嫌い、大嫌い、大嫌いだって
知らない、知らない、知らない顔で
独りきり　空を眺め
ナナメに凭れてる

冴えない、冴えない、冴えない僕の
そのたったひとつがあったのに
妄想を吐く　画面の向こうには
君がいる

勝てない、勝てない、勝てないよって
勝ちたい、勝ちたい、勝ちたいことで
どうしようもなくなるだなんて
わかってるけど

見えない消えない褪せないペンで
「醒めないよ」ってまた書いたなら
妄想じゃなく　瞳の中にいる
僕になろうと思った

完成なんて言えないね。
まだ人になっている。

だけど失敗だって言えなくて、
まだ人になって居る。