お慕いしております
恋文を綴れども
貴方には届かない
貴方には届かない
ふと一目見たあの日
あの時から私は
貴方しか見ていない
貴方しか見えてない
貴方の傍らには
私じゃない女
そんなに近づかないで
私だけを見ていて
私のモノにならない
貴方が憎らしいの
ならばいっそ貴方を
殺めてしまいましょう
狂おしいほど貴方を想う
卑しいほど貴方が欲しい
「そんなに…あの女が好いの…?」
嫌 嫌 嫌
貴方の喉を私のこの愛で貫いてあげる
貴方の朱と私の朱交わって
キレイニソマル
「愛しい貴方…誰のモノでもない…」
「私のモノにしたいの…だから…」
「だから貴方を刺し殺すの…」
「それが私の…私の愛なの」
貴方の骸いとおしく抱いて離さないであげる
貴方の体も髪の毛の一つまで私の朱
朱に染め上げて朱に散っていくその様が美しい
朱に縁取る私が求めてた
アイノカタチ
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