あの日と同じひどい雨に
君の忘れ物持て余してる
生温い街にひとりきり
みずたまりに溶けていってしまえ

饒舌な君を遠く思うほどに
わたしは言葉を失くしていく

惰性で続くこんな日々も
いつか光が射すと思っていた
心は渇いていくけれど
今日も傘の中は大雨だ

雨が降るたびに思い出す
額縁どおりにしか言葉を受け止められなかったわたし

とりとめのない喪失感を満たすのは
君への裏切りだと思った

流した涙は星に生って
いつか君を照らすと思っていた
わたしがひとりで濡れないように
今も傘の中でふたりきり

雲間から光が射し込んでも
流した涙が星に生っても
傘を傾けてくれたとしても
君はもうどこにもいないんだ

惰性で続くこんな日々を
一体誰が望んだのだろう
瞳に君を閉じ込めてさ
見ないフリでふたりきり

流した涙は星に生って
きっと君を照らすんだよ
だから、それまでは、ラララルラ
今日も傘の中に雨を呼ぶ

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雨を呼ぶ

ラララルラ、雨を呼ぶよ。
瞳に残る君を流すために。
けれどその雨じゃ、君を消せやしないんだ。

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投稿日:2010/12/16 00:18:34

文字数:403文字

カテゴリ:歌詞

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