知らぬ間に時は過ぎ 握った手は帰ってこず
それでも降る無情な雪よ 僕の場所は何処にある
捜せ捜せ夜の中で あの日失くした温もりを
寒さ堪え隣町まで 居場所無い悴む手と
あの公園だって売店だって影も見えないけど
僕は走る 居場所分からぬ方へ
鐘よ僕の百八の想いを乗せて響け
あの窓も越えて
雪で転んで顔を上げると君が笑う
何度思い出すのだろう
騒いだ日々は夜風に溶け 街の灯と共に消えてゆく
足跡は幅を狭め 鏡も曇って見えないや
リボンを付けたプレゼント誰に譲ればいい?
風に聞いた 返る返事は無いのに
鐘よ僕の百八の想いを乗せて響け
あの窓も越えて
頬と同じ色をしてたあの木は
姿消して馬鹿げた顔してる
知らぬ場所で太陽がのぼるのを君の横で
見たいだけなんだ
鐘の音にあの子がこの場所に連れてこられる
夢を棄てて ただ歩け
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