どうしようもないほど妬んでも
どうしようもないほど落ち込んだ
君がいなくなったあの日から
僕の日常は泡となって
はじけ飛んだ
君がいないこんな日々を
どうやってどうやって楽しむのか
そんな方法は浮かんでくるはずもなく
一つため息をつく
偶然耳にしたあの噂
僕の心を揺さぶった
「死なせてくれる人がいる」という
体は勝手に動いていた
コンタクトを取るには
変わった方法で
とあるビルの屋上から
大声でこう叫ぶんだ
「僕はまだ生きていたい」
「僕にはまだやることがあるから」
「僕はただの一人の人間だけど」
「僕にしかできない事がある」
それからぴったり1時間
宛先不明のメールが1件
件名には待ち望んでいた
「死なせ屋より」の一言
「君の叫びを耳にして」
「私は心が震えた」
「約束通り私があなたを」
「連れて行ってあげる」からと
どこかで見た
こんな文章
それがどこだったのかも
もうわからなくなって
「僕はもう嫌なんだ」
「こんなつまらない世界」
「生きていたって意味などないよ」
返信メールは声に出すだけで
それからぴったり1週間後
夢の中に君をみたよ
泣いているの笑っているの
君の表情がまるでわからない
そんな君が差し出してきた
僕のケータイメールの画面
死なせ屋からのあのメールの
差出人の文字が化けた
あぁそうだった
このメールは最期に君がくれたメールだ
君がそう死なせ屋なのか
その問いかけに君は否定した
僕の後ろを君は指差す
僕の後ろにもう一人の僕が
「お前はまだ死にたいのか」
その問いかけに僕は戸惑った
君も戸惑って空間が歪んで
もう頭の中はぐちゃぐちゃで
それでも君の涙は見えて
僕は夢中で叫んでいた
「僕はまだ生きていたい」
「僕にはまだやることがあるから」
「僕はただの一人の人間だけど」
「僕にしかできない事がある」
あの日叫んだ事を再び
自分に言い聞かせるように
君の愛した僕と
僕が愛した君を
この世に留めるために
僕は今こうして生きている
僕と僕自身の死なせ屋と
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