「それは手の届くはずの物」H20、11/24
それはそれは きれいな日
僕はただ外を眺めてた
何かが欲しいから外を眺めてた
自分にないものが欲しいから外を眺めてた
それでも 僕は外に出てそれを引き込みはしなかった
何故だろうと 僕も疑問に思えた
外に出れば 手を伸ばせば
届くものなのに
僕はそれをしない
自分の世界から出たくないからじゃない
面倒くさいからでもない
それじゃなぜ僕はこの世界から出ないのか
ただそれを考えていた
まだ自分の足で立っていないことに僕は気付いていなかった
僕はまだハイハイしている赤ちゃんにすぎなかった…
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