僕がまだ子供の頃に 心をどこかで落としちゃった
だれかの痛みも だれかの喜びも
うまく感じられなくなっていた
サンタの存在を 鼻で笑うよな
嫌な奴に育っていた

あの頃の
僕に会えたなら
何を話そうか
君の本音が聞きたいよ



少し大きくなった頃 僕の居場所を無くしちゃった
些細なきっかけで 人の目を避けた
いつも誰かの声に怯えた
逃げ道を探して 部屋にこもって
画面の先に毒を吐く

あの頃の
僕に会えたなら
どこかへ行こうか
遠くの海を見に行こう



古いアルバムの白紙のページ
一つまた写真を埋め込んでく

過ぎ去った季節を 思い起こすたび
鈍い痛みが胸につかえる
あの時の答えは 今も分からず
分からないまま 進んでく

あの頃の
僕を忘れてく
残った痛みは
アルバムのページに閉じた

つむじ風 吹いて
かき集めた落ち葉 巻き上げて
どこまでも遠く 遠く飛んでいけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

あの頃の僕はそのままに

デコシャビさんの歌に宛てて歌詞を書かせていただきました。

https://piapro.jp/t/xeOb

随分と内省的な歌詞。
いつもは曲を聴いたイメージ等を思い浮かべてから作詞するのですが、
今回は聞いてるうちに歌詞が先に浮かんだ、珍しいパターンです。

最初の方ちょっと字余り気味。

閲覧数:317

投稿日:2019/11/03 22:55:58

文字数:390文字

カテゴリ:歌詞

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