空に見えたのは果て無き青
目も離せぬような晴天を
君とふたりで見上げてた
時間(とき)が経つのも忘れちゃってさ

ふと気付けばもうオレンジで
目が眩むような日差しだね
臆病な僕は目を閉じた
そこは無辺の暗闇だった

孤独が溶けたその世界で
右の手のひら思い出した
そっとそっと目を開けたんだ

煌めく星々の隙間にさ
僕は投げ出されていたんだ
君も僕に着いてきちゃって
おぼろげな顔に笑みが見える

見え過ぎちゃうのも良くないから
このまま闇に溶けていようか
言葉もなにもいらないよ
二人歩いてく星月夜

**

僕の夜空に浮かんでるのは
悲しそうな顔した人達だ
君がいない日のあの気持ち
振り払ってしまえと手を伸ばす

凍えきった誰かの手
僕が温めてあげるから
そっとそっと手を繋いだんだ

煌めく星々の隙間では
誰がどんななんて見えなくて
声とぬくもりだけあげるから
不格好な笑みをキミに向ける

微かな光の届く夜は
落ちる雫がよく見えるのさ
言葉もなにもいらないよ
一緒に歩いてく星月夜

**

どれほど苦しい世界だったか
こんなに美しい場所なのに
僕は少しだけ先輩だから
輝く星を紹介するよ

煌めく星々の隙間にさ
僕は投げ出されていたんだ
君も僕に着いてきちゃって
おぼろげな顔に笑みが見える

見え過ぎちゃうのも良くないから
このまま闇に溶けていようか
言葉もなにもいらないよ
二人歩いてく星月夜

今でも少しは思い返す
あの日の手のぬくもりを
君もきっと今頃どこか
楽しく過ごしているんでしょう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

星月夜

おぼろげな光の中を生きる人のお話です。
人それぞれの空があって、でも時々被っているんですね。

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投稿日:2021/05/14 08:59:02

文字数:654文字

カテゴリ:歌詞

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