煙るように降る雨
記憶を流して欲しい
なぜ痛みだけ残し
冷めた目で見つめる

もう眩しくて光が見れない
でも君は私の光だったよ
最期まで

私のすべてを奪い去って
この身を燃え尽くしても
いつか共にあの冷たい海の中へと行けたら
君に辿り着けるかな
二人の永遠

まだ深い森の中
待ち続けながら眠る
静かな波の音を思い浮かべながら

なぜ？君は目を伏せながら頷くの
二人の距離が離れてくのを感じて

硝子のように割れた心の破片を
冷めた目で見つめてたどこか虚ろな目で
私を蔑むように
一つの優しい嘘が残酷に響いて

寂しさと静けさと
悲しみと穏やかな日々
どこへ行く？
何を見る？
何を探すのか？

孤独を一人で抱きしめて
永い時間を背負っても
出口のない迷路みたいに
何かを探し彷徨う

私のすべてを奪い去って
この身を燃え尽くしても
いつか共にあの冷たい海の中へと行けたら
君に辿り着けるかな
二人の夢（まぼろし）