パーッと飛んで空見りゃ 星々がきらめいて
パーッと飛んで下見りゃ 街灯りがゆらいで

身の上を ひた隠して 時にゆだね
浅ましくも 嘆いては まだやれると 己(おのれ)にいいきかせ
そう まるでそれは 自己暗示で まわりのこと
うらやましく うらめしくて 蓋開ければ 不満ばかりがでる

いたーって不平等 それがルール
二物を与えずなんて とんだ嘘っぱちで
配られたカード 変えることもできず
ブラフとライフで むりやりやりくり

言い訳じみた うわべつらで 取り繕い
淀んでいる こんなところ にはいられぬと 踏み出して 1,2,3,4(いちにさんし)

パーっと飛んで空見りゃ あの月がまたたいて
パーっと飛んで下見りゃ 街並みがざわめいて

身の上を 誇らしげに 胸を張って
いざ征かんと 己(おの)が後が 道になると 信じてはりきいって
そう まるでそれは 自己暗示で まわりのこと
みえてなくて 独りよがり 変われた気が しただけの愚かさ

(高音のメロディ)
 ゆく河の流れは絶えずーしーてー
 しーかももーとの水にーあーらーずー

とどのつまり 泡沫(うたかた)で 儚くて
切なくて すぐに消えて またうまれる
不確かな 量産型

何者かになれるんだと なりたいんだとそう願ったって
何者かは応えてはくれない それは名称不明の虚像のi
"何者"の答えはなくて 何者は何者でもなくて
自分を捨てても過去は追ってくる 朱に交われば個は消えていく
我を出せるほどの度胸もなくて 染まれるほどの器量もなくて
アイデンティティをなくした羊は 今日も夢の中でさまよい続け
いっそこのままさめないほうが 幸せなのかと疑い始め
抗うことに抗いはじめ 没個性が極まっていく

パーっと飛んで空見りゃ はるか遠くで輝いて
パーっと飛んで下見りゃ 蹴り上げた地面が

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

何者かになりたくて

一音足らないところは頭に休符入れて読んでもらえると幸いです

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投稿日:2023/06/16 14:02:31

文字数:778文字

カテゴリ:歌詞

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