煙だらけの壊れた街で
膝を抱えた少女は嘆く

砂埃だけ 希望も曇り
「何もないのよ…」
静かに俯いた

魔法を夢見て呟く言葉
全てが灰へと消えてゆく

誰かお願い 助けて下さい
壊れた世界の引き金を
引いてくれるなら それも良い

それでもお願い 助けて下さい
解れぬ檻から連れてって
私に青い空を見せて


塵と煤との汚い雪が
膝を抱えた少女に積もる

手を伸ばしても 届かないだけ
「あんなに好きな 青はどこに消えた…?」

青空夢見て伸ばしたその手
降り積もるのはただの灰

誰かお願い 見せて下さい
壊れた世界の片鱗を
見せてくれるなら それで良い

それでもお願い 分けて下さい
大好きな世界の輪郭を
私に青い空を見せて


どこに消えたの?
大好きだった青い空
本当は知っていたけれど
認めたくないだけ


【失ってしまった】


誰かお願い 見せて下さい
彼がいた世界の青空を
私に空を知らせてくれた

誰かお願い 見せて下さい
彼がいた世界の青空を
彼が消えた空はただ暗く

だからお願い 教えて欲しい
壊れた世界の引き金を
引いてしまったのは誰なのか

それでもお願い 助けて下さい
解れぬ檻から連れてって
青い瞳の彼を見せて

君のいた頃の青空は…
君のいた頃の青空は…
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

灰時々青

歌詞初投稿。
昔書いていた創作小説をモデルにしてみました。

閲覧数:205

投稿日:2010/02/16 21:07:28

文字数:547文字

カテゴリ:歌詞

  • コメント1

  • 関連動画0

  • 歌詞設定作品1

  • 烏有_喪音

    烏有_喪音

    使わせてもらいました

    はじめまして。
    いきなりで失礼しますが、この詞の描く情景に魅かれて曲付けをしてみました。
    http://piapro.jp/content/c3675f67dvsrjpg8
    せっかくの詞の世界をを壊していなければ幸いです。

    2010/03/13 18:22:02

オススメ作品

クリップボードにコピーしました