長い睫毛を揺らして笑う君を覚えてる
胸を刺すこの痛みで　簡単に終われたらいいのに

一人歩く帰り道　ビルの隙間で立ち止まる
何処に辿り着けもしない　こんな気持ちは捨てたいのに

通り過ぎる人の足音　急かされ

思い出なんて要らないよ
今更どうしようもないことで傷付いて
思い出なんて誤魔化して
本当は今もなお目の前に横たわる
リアルタイムな痛みが　まだ消えない

偶然に何処かで会えたなら　少し立ち話でもどうかな
元気で過ごしていますか　今は毎日笑ってますか

「過去は水に流してよ」ってそんなこと言えないけど
変わったことや変わらないもの　少し見せてほしいんだ

他人になんてなれないよ
誰かと笑ってても　幾つか夜を待っても
他人だなんて思えないよ
一人の帰り道　君のいた景色が
まるで呪いじみてるよな　まだ消えない

自分自身が嫌いだって
君が突然に泣いたから
何も言えないよ　僕だって
そんなのきっと同じなのに
言葉にしたって無駄だって
痛いほどに分かっているから

嫌いになんてなれないよ
許せなかったあの夜が　今は無性に恋しくて
思い出なんて誤魔化してみたって　駄目だ

他人になんてなれないよ
誰かと笑ってても　幾つか夜を待っても
他人だなんて思えないよ
一人の帰り道　君のいた景色が
まるで呪いじみてるよな　まだ消えない　まだ