御手をどうぞお姫様
化けの皮は剥いできたかい
嗚呼醜く爛れた肌が
泥に塗れて綺麗だ

雲一つ無い青い空など貴女を蝕む毒だ
砕けた月とヘドロの薔薇でこの夜を埋め尽くすから

今はさあ手を取って踊りましょう
身体の一つぐらい磨り潰したって良い
嗚呼麗しの貴女へ私の全てを捧げてみせましょう


貴女の牙が脈打つ血の管を裂いて食い込んでいく
朱く濡れていく頬が 嗚呼闇の中に溶けだして綺麗だ

鼓膜もこの両の目も
残さず全部をたいらげて
嗚呼貴女のお気の召すまま
食らい尽くして構わない

割れたアバラも千切れた指も貴女を愛した証
黒く滴る熱と痛みが貴女の渇きを満たすまで

ねぇ、何時だって傍にいて同じ孤独の中で溺れ死んでも良い
どうせ世界は今日も回る 貴女を置き去りになんてさせない

だからさあ手を取って踊りましょう
身体の一つぐらい磨り潰したって良い
嗚呼麗しの貴女へ私の全てを捧げてみせましょう

さあ血の雨を降らせて
貴女を踏み躙る朝日だって踏み潰して
嗚呼他人面の空も噛み砕いて 大声で笑ってやろう

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

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投稿日:2024/08/16 00:55:54

文字数:453文字

カテゴリ:歌詞

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