通いなれたこの通学路
並んだ自転車 響く笑い声
見上げた校舎 校門前
桜色づいた 最終登校日

使い古した机と椅子
落書きで埋まった後ろの黒板
見飽きた窓の外の景色
なにもかも全部 今日でサヨナラで
 
僕らはこの教室で 何を学んで教えあえたんだろう
出した答えにきっと 正解はない 間違いもない 胸を張って

これから僕らはひとつ大人になるんだろう
別々の途 バラバラになっても
紡いだ思い出は 色あせたりはしない
どんなに涙で滲んでしまっても


時にすれちがい 傷つけ合い
意地を張り合って けんかもしたこと
やがてそれも思い出になって
お互い 誰よりも分かり合えたこと

どんな名画にでも真似の出来ない 今日まで駆け抜けた日常
これが最後なら笑おう 僕ら一人じゃない 顔を上げて


誰ひとり欠けてもそれは「僕ら」じゃないんだ
共に過ごした三年の時の中
つないだ両手は離す時が来たけど
ずっと近くに感じてゆける

こうして僕らはひとつ大人になるんだろう
涙で笑顔曇る日もくるだろう
時に悩んでは立ち止まりもするだろう
そんなときには…思い出して

一人一人が互いを支えあった日々
ありふれて…平凡で…でもかけがえない
もう戻りはしないと

それでも僕らは歩いていく 
今日というこの日を卒業と呼んで
ここから僕らの別れ道
それぞれが輝ける明日を胸に願って

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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Commencement

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投稿日:2014/01/22 11:25:24

文字数:581文字

カテゴリ:歌詞

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