【これは 不思議な僕のお話】
朝の光が世界を包みこむ
当然僕にもそれが当たるわけで
『眩しいな・・・・』と窓から目を逸らしカーテンを閉めた
いつものように遅刻しそうになって道を走る
ギリギリに校門を抜けて教室まで一直線
扉を開けるといつもとは違う教室が目の前に
「おはよう」と声をかけても返事がない
すると それは唐突に始まった
何が起きたのか分からず頭が真っ白になる
そんな僕に一人が言った
『お前が死ねば全て終わる』
震えだす手足 声が出ない喉
嘲笑する笑い声 好奇の目線
全てを払うように何とか逃げ出した
それでもまだ追いかけてくる
どこまで逃げようと どこに隠れようと
捕まえられる
「もう嫌だ・・・」
逃げて逃げて逃げた場所は古びた教室
誰にも使われることのなかった噂の教室
そこに身を隠し足音が去るのを待った
その刹那 僕の頭の中に声が囁く
『逃げ出したいなら・・・力を貸そうか?』
目を向けた先には一輪の花とその花を愛でるように持った少女
すると乱暴に開かれた扉の音が教室中に響いた “もうだめだ”
泣きそうになって目をつぶった でも何も起こらなくて
目を開けると手には血塗れのカッターと一輪の花
『ほらね・・・逃げ出せたでしょ?(笑)』
後ろを振り向くと そこにはさっきとは違う満足したかのような笑顔があった
破壊衝動~ディストラクション~
デリートシリーズ二作目ですっ
歌詞にしては なんかメッチャ長くなりました・・・。
作曲師様まだまだ募集中ですっ!
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想