この春
私はまた新しい一歩を踏み出す

私は
とてもたくさんのことを学ばせてもらった

愛

幸せ

ぬくもり

優しさ

私を包みこむ
大きなあたたかい愛は
私を強くし
支えとなり
寂しさをかきけし
生きている証と繋がった


ある一言で傷付いた私
パンッと拒絶してしまった
朝起きて現実に直面し
私があなたにぶつけた行為で
あなたも傷つけ
それは私自身大きく傷つけることを知った

痛くて痛くて
悲しくて悲しくて
布団に潜りこんで嗚咽し
泣き疲れて眠り込むを繰り返した

かけがえのない大切な大切な人を傷つけるのはなんと痛いことなのかを思い知った

痛みを少しでも癒す為にと
私は“旅”に出た

目の前に広がる大自然
人の欲や穢れを一切流れ落とすかのように
ゆったりと悠久の時間が流れる中
やわらかい陽射しが
エメラルド色の雄大な川面を
きらきらと輝かせる

静けさのなか
鳥のさえずりと滝の音と緑の香りが満ちる
川辺を歩きながら
「きれい…」と思わず口からこぼれた

川面に鴨のつがい
仲良く寄り添う姿を眺めていて
気が付いたら
頬を涙が伝っていた


いくら強がり頑張っても
それは本当の私ではないよと

愛しくて愛しくてたまらなくて
肌を触れ合いたくてたまらなくて
白雪姫のように
押し付けられたリミットタイムなどはねのけて
あなたに愛を
ぬくもりを
幸せを
素直にさらけだすのが
一番縛っているものを
解放することだと知った

そして
愛は
お金やモノでは埋められないことも知った

あなたが教えてくれたこと
たくさんありすぎて

ありがとうの言葉ではとても足りないよ

だからね
心に誓ったの

あなたが多くの人達に
感動や喜びを与え
生き甲斐や人生の支えを与えていることを

ただ尊敬するだけでなく

私も
小さなことから
身近な人から
ゆっくりと
小さな、大きな幸せをたくさん届けられるような人間になるよ


“美しい桜”を
たくさんの人たちの心に
咲かせられるような私になるからね…