A1
白に溺れてく
雪の舞う景色
凍てつく
風が素知らぬ顔で
吹き抜ける

黒に塗れてく
胸の痛みさえ
愛しい
別れの予感までも
忘れさせるくらいに
きつく体、絡めた

B1
這わせた舌先
深淵に触れる
なぞった指先
鼓動が昂ぶる

思わず漏れ出た
艶めいた吐息
寒さを消した
愛の炎

S1
Snow Trip
雪解け間際
激しく
儚く
愛した

体は
熱にうなされ
貴方を恋い焦がれた

Snow Trip
雪解けのように
寂しく
終わりが
近づく

それでも
咲き誇る日を
願ってしまう
恋の華

A1
浅い眠りから
醒めた昼下がり
感じる
強く焼きついた
情熱の痕

深い静けさが
包むこの部屋で
どんなに
耳を澄ましていても
偽りの音色しか
聞こえてこないのでしょう

B1
交わした舌先
痺れるくらいに
誘った指先
悶えるくらいに

思わず零れた
泣きそうな吐息
春の気配を嫌がるように

S1
Snow Trip
雪解け間際
心を
この身を
捧げた

瞳は
熱に侵され
貴方を追い求めた

Snow Trip
雪解けのように
切なく
終わりへ
溶けてく

それでも
咲き誇る日を
夢見てしまう
恋の華


~かな詞~

A1
しろにおぼれてく
ゆきのまうけしき
いてつく
かぜがそしらぬかおで
ふきぬける

くろにまみれてく
むねのいたみさえ
いとしい
わかれのよかんまでも
わすれさせるくらいに
きつくからだ、からめた

B1
はわせたしたさき
しんえんにふれる
なぞったゆびさき
こどうがたかぶる

おもわずもれでた
つやめいたといき
さむさをけした
あいのほのお

S1
すのー とりっぷ
ゆきどけまぎわ
はげしく
はかなく
あいした

からだは
ねつにうなされ
あなたをこいこがれた

すのー とりっぷ
ゆきどけのように
さびしく
おわりが
ちかづく

それでも
さきほこるひを
ねがってしまう
こいのはな

A1
あさいねむりから
さめたひるさがり
かんじる
つよくやきついた
じょうねつのあと

ふかいしずけさが
つつむこのへやで
どんなに
みみをすましていても
いつわりのねいろしか
きこえてこないのでしょう

B1
かわしたしたさき
しびれるくらいに
さそったゆびさき
もだえるくらいに

おもわずこぼれた
なきそうなといき
はるのけはいをいやがるように

S1
すのー とりっぷ
ゆきどけまぎわ
こころを
このみを
ささげた

ひとみは
ねつにおかされ
あなたをおいもとめた

すのー とりっぷ
ゆきどけのように
せつなく
おわりへ
とけてく

それでも
さきほこるひを
ゆめみてしまう
こいのはな

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

【Snow Trip】〜落選作詞〜

ttmywrkさんの歌詞募集に応募させて頂きました。
http://piapro.jp/t/NqSm

美しいメロディが奏でる切なさ、儚さを
雪解けと終わる恋をモチーフに
描きました。

「雪解けと共にこの恋は終わるでしょう。私の春は来ないから、それならこのまま春が来なければいいのに」

※タイトルは「Snow Trance」でもいいかも

閲覧数:192

投稿日:2015/08/20 01:06:27

文字数:1,115文字

カテゴリ:歌詞

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