空色の或る都
いつかきみに会ったね
はるか遠いべつの街で
思いだすとゆめのよう
ひとの海の そのなかで
きみはひとり闇をもとめ
星を見ようとしていた
あのときのきみの瞳
いまと違う色と光
でもその声で語るものは
ぼくに響く同じこころ
ときは移り
くには流れ
ひとの願い
変わらぬ
空に映える
夕日雲は
きみの髪と血の色
いつかきみは言ったね
空の奥に還りたいと
辻に迷い傷ついて
それをきみは でも選び
そしてどんな
たましいの灯
きみは胸に抱くのか
この大地の土のうえを
慣れぬ足で踏みしめれば
感じるよね 動き吐息
生きるもののささやきをさ
風は絶えず
道は尽きず
ひとのおもい
継がれて
ぼくは探す
きみの背中
折れた金の翼を
ああ
いまも忘れない
あのときの
きみの残した
きみの意味を
ひとはかつて
みな誰もが
天の言葉だったこと
生まれる前の
むこうの場所で
文字も知らぬまま
誓ったことを
いまは忘れても
いつか思い出す
それは たましいの底に
刻み込んだものだから
まちのあかり
草のいぶき
ひとのいのり
すべてを
そしてうたう
ぼくはきみの
願う意志のたたかい
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ご意見・ご感想
ぺをを
ご意見・ご感想
をを、伴奏がグレードアップしましたね!
2010/03/10 18:21:06
ぺをを
ご意見・ご感想
どもありがとうございます!
なんだか夕日を思わせるような、やさしい柔らかなメロディーですね。
一晩で一気に、などと聞いてしまっては、ありがたいかぎりです。
それにしても、実際に曲をつけてくださる方がおられるとは。
(いや、期待してなかったといえば嘘になりますが( ̄▽ ̄;))
この歌詞は、もともとは
http://www.ne.jp/asahi/yasumaro/oono/ALTO2tx.html
↑こういう内容のものを想定して、書くともなしに書いたものなのです。
かなり思い詰めたような深刻さ、みたいなものを自分では感じつつ作ったものでしたが、
他のかたの受け止めかたや表現のしかたは、それとはまた違うことなのだな、と思ったりいたしました。
大野安之
2010/03/07 22:39:15