緋色に咲く花を手向けて
其処には君も何もないけど
幾億の夜を乗り越えて
孤独にももうとうに慣れたわ
歩き疲れたというのなら
其処でもう休めばいい
君の全てを僕が求めて嫌われたくはないけれど
僕の全てを君に捧げてありふれた言葉じゃなくて
君を愛してる
全てを取り壊してみても
何も残りはしないのだろう
どれだけの言葉を紡いで
君に届けられるというのか
煌めいた星の数々が
そっと君を見守るよ
もがきもがいて次があるなら諦められはしないのよ
愛し愛され求め求められて人は強くなるのよ
そして前を向く
嗚呼 私に出来ることは唯一つ
誰にも知られることなく
どこにもない海の底へ独り沈むことだけ
緋色に咲く花を手向けて
其処には君も何もないけど
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