昔々、千年前に桜の花が咲く
見事な枝振りが評判で多くの人がやって来る
世話をするのは、美しい夫婦
二人仲良く、桜と暮らしていた
たまたま花見をしていたお殿様に桜の世話を命じられ
喜び勇み、妻の曇った顔に夫は気づかない
殿様に見初められ、妻は無理矢理連れ去られる
悲しみ深く、願った
桜は枯れ木となった
罰を問われた青年は灰となって撒かれた
昔々千年前に彼女は花を咲かせた
枯れ木に花を咲かせましょう
愛した人を奪ったすべてに
憎い、大事な桜は枯れてしまえ
涙がこぼれた水滴を拭う手はない
嘘だと言った
「思い出があれば花は胸に咲き誇る」
なぐさめにもならない
水分を吸い取り、花を咲かせた
桜の木の下には
殿様が来る度花は散り、二人は連理の枝となる
桜の木の下には寄り添う花びら

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

花咲

花咲かじいさんを基に

閲覧数:70

投稿日:2010/04/22 14:36:33

文字数:339文字

カテゴリ:歌詞

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